目次
1.大磯町へ移りました!
当社は2022年、大磯町へ引越ししました。
東京からの移転の理由は以下の通りです。
【環境面】
- 湘南・西湘エリアは一次産業が盛ん
- 海も山も近く気軽にリフレッシュが可能
- かつて日本政治の奥座敷と呼ばれていた
- 別荘地ということもあり開発が少なく静か
【ビジネス面】
- 東京駅まで電車で1時間で東京での打ち合わせに支障がない
- 地方創生スタートアップとしてのブランディング
- スタートアップ企業がほぼない(鎌倉は多い)
- オフィスの家賃が安い(都心の半分とか3分の1レベル)
【生活面】
- 住居の賃料も都心の半分
- 潮風は身体にいい(やや民間療法的)
- 地域住民のお人柄がいい
大磯町は東京から近く、平塚や小田原、茅ヶ崎、藤沢という結構な都会もすぐなので、他の地方の方からしたら「ぜんぜん首都圏じゃないか!?」と怒られそうですが、それでも鎌倉や逗子に比べると地味な地方という感じがします。
大磯本社は駅から近く、周辺にはコンビニやドラッグストアなどの便利なお店がある他、地元の人が経営しているカフェやパン屋、ケーキ屋さんなどもあり、また日本初の海水浴場である大磯海水浴場まで徒歩10分程度で行けるなど大磯ライフを身近に楽しめる環境にあります。
この大磯という素晴らしい環境をフルに生かし、生産性高く、それでいて一人一人の従業員が充実した人生を送れるよう、会社として「当社の働き方」を模索していきたいと考えています。
2.当社の働き方
残念ながら当社は超零細スタートアップのため高いお給料をお出しすることができません。
そこで、現在の給料以外にメンバーの方に報いることができないか?
当社は以下の事を従業員の皆さまにお約束したいと考えています。
- 将来の給料の期待値を上げる
- 社会に貢献できない仕事をしない
- プライベートの充実
- 地域ボランティアを推奨(仕事と家庭以外の場を作る)
これらが同時に可能になるよう、クラウド上での共同作業や自動化、そしてテレワークを進めており今後の生産性向上を見込んでおります。
また将来の上場を目指しています。なるべく早い時期にストックオプションをお渡ししてリスクを背負って入社する方に報いたいと考えています。
私たちの会社の最終目的は「日本中(そして世界中)の地域社会を豊かにする」です。自分の時間、家族との時間、地域との交流を大切にして貴重な人生を充実させつつ、それを会社の事業にフィードバックし、会社を使って地域社会をより良く変えて頂ければ望外の喜びです。
これは「仕事のオンとオフを明確にする」という通常の会社で言われていたことに反します。しかし、経済学の大家シューマッハーは以下の事を言っています。
「その真理とは、仕事と余暇とは相補って生という一つの過程を作っているのであって、二つを切り離してしまうと、仕事の喜びも余暇の楽しみも失われてしまうことである。」(「スモール イズ ビューティフル」, E・F・シューマッハー,講談社学術文庫)
仕事と余暇、両方を充足し相乗効果をもたせるためにも私たちは社内制度の充実を進めて参ります。
3.当社の現在と将来
当社は今後、商品先物取引業のライセンス取得後、和牛保険デリバティブを販売していく予定です。競争力の源泉は機械学習モデルを用いた保険デリバティブのショートに対するリスク管理モデル(主にR言語)と既存のクラウドサービスやスクリプトを活用したバックオフィスの効率化、自動化(Google App Script)、そして本社とサテライトオフィス両方が地方にあることです。
和牛保険デリバティブが売れるたびにリスクが社内に溜まっていくので、それをうまくヘッジし、さらに効率化されたバックオフィスによって営業利益を残すという仕組みです。
言ってみれば"守り最重視のビジネス"で、「攻撃が最大の防御」ではなく「防御が最大の攻撃」です。
その為、上記のようなリスク管理、経営管理のデジタルによる高度化が必須であると考えています。
そして現状の人員ですが2名+αと極小な会社です。
近々、バックオフィスを中心に組織を固める他、大手企業の元役員などを社外役員に招聘する予定で、6名~8名くらいの体制で現在の和牛市場で収益を出すことを目指します。
今後の5か年計画として以下のものを考えています。
- 和牛分野の横展開(例えばアプリや他の金融サービスの開発)
- 次のニッチマーケットへの進出
- 他拠点の拡大
- 海外市場のテスト進出
- 大磯発(初)の上場に向けた準備
日々の業務は小さく地味なものも少なくありませんが、大きな夢に向けて一緒に頑張りましょう!
4.必要な素養
ポジションに関係なく入社にあたって必要と思われる素養を列挙させていただきます。
- 都会に憧れない、むしろ地方に憧れる
- よく「前例がない」と言われるので、それを聞いて喜ぶ感覚
- マニュアル無しでもストレスを感じない、むしろ自分で作る!
- 初めてのITツールを喜んで使い、活用法を考えるのが好き
- コンプライアンス、倫理規範を面倒と思わない人
当社のIT環境につきまして、Chromebook+ChoromeOS+Google Workspaceが基本となります。これはコスト削減もさることながら、リモートワーク化を進めつつ内部統制のためのIT管理を容易にするためです。データサイエンティストやアプリ開発担当の方には別途開発サーバーやクラウド環境(AWS) を用意いたします。
最後のコンプライアンス・倫理規範はとても重要で、私たちが取り組もうとしている分野「和牛」と「商品先物取引業」は、それぞれ過去に様々な社会問題を起こしてきた歴史があります。
私たちは強いコンプライアンス意識、倫理観をもって和牛保険デリバティブに取り組み、この分野における社会的信用の回復に少しでも寄与したい考えです。そのため通常の少人数スタートアップには珍しい人事評価制度や内部統制の構築を急いでいます。内部統制は人によって企業成長の足枷になると考えているかもしれませんが、不要なリスクを排除し、果敢に成長へのリスクを取り成長するための仕組みと私たちは考えます。
ご一緒に農業金融と地域社会を盛り上げて下さる方をお待ちしております。
目次へ戻る